@phdthesis{oai:shinshu.repo.nii.ac.jp:00045751, author = {秋枝, 俊江 and Akieda, Toshie}, month = {2020-10-30}, note = {要旨経管栄養者の細菌叢と細菌叢に与えている要因を明らかにするために経管栄養患者と経口摂取者の口蓋・舌・咽頭における細菌叢を次世代シークエンス解析(NGS)により比較検討し、細菌叢に影響を与えている要因を主成分分析と相関比を用いて検索した.対象は、経管栄養者20名と経口摂取者19名の要介護高齢者とした.入院記録より年齢,性別,疾患,寝たきり度を確認し,Japan Coma Scale, 意識レベル, 意思疎通の有無を記録し,残存歯とう蝕の有無,CPI測定を行った.検体採取は,口蓋,舌,咽頭をスワブ法にて実施し,通法に従い次世代シークエンス・メタゲノム解析を行い,細菌の種類と構成率を評価した.Shannon指数は、経管群が口蓋と咽頭において経口群よりも有意に低かった.経管群は,口蓋,舌,咽頭で好気性菌が経管群より有意に多かった.通性嫌気性菌は,舌と咽頭で経管群に有意に多く認めた.経管群における口蓋,舌,咽頭の構成比率は共通し,Neisseria属,Streptococcus属,Rothia属が上位を占めた.各部位における2群間での主成分分析は,口蓋の第1主成分における寄与率は,21.3%,舌で32.7%,咽頭で30.1%であった.相関比は,いずれの部位でも「経管と経口」の要因が最も高く,口蓋で0.423(P<0.01),舌で0.517(P<0.01),咽頭で0.518(P<0.01)となった.細菌叢と最も関連のある要因は,「経管と経口」であり,経管栄養者の口蓋,舌,咽頭の細菌叢は,好気性菌が多く,多様性が低く偏っていることが共通していた., 2020, application/pdf, 甲第230号}, school = {松本歯科大学}, title = {経管栄養と経口摂取の要介護高齢者における口蓋、舌、咽頭細菌叢の検索ー次世代シークエンスによる解析ー}, year = {} }