@article{oai:shinshu.repo.nii.ac.jp:00044930, author = {塩澤, 実香}, issue = {28}, journal = {松本短期大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {看護記録は看護の継続性や看護の質の向上を保障するという重要な役割を担っている.最近,医療環境の変化により効率化と標準化が追求されるに伴い,電子カルテシステムが導入され,医療介入の手順を規定したアルゴリズムが発展してきている.現在では,200 床以上の一般病院の 90%がクリニカルパスを運用しており,看護師の思考と実践を記載する看護記録に大きな変化が生じている.本研究は,乳房切除術のクリニ カルパスを使用している新人看護師たちが,看護記録をどのように考えているのかを明らかにすることを目的とした.分析の結果,乳房切除術のクリニカルパスを用いている新人看護師は【看護師のアセスメント能力に関する制約】【パスをめぐる記録に対する両価的評価】【看護の質保証に関する懸念】【パスに依らない患者理解への努力】の4つのカテゴリーを共有していた.クリニカルパスだけでは表現できない患者の全体像に寄り添う看護を実践するためには看護記録が不可欠であること,看護の質を保証するには,指摘されているクリニカルパスの弊害を改善しようとしている看護師個々の努力を組織化し,バリアンス分析を含めた看 護記録に関する教育体制を早急に検討する必要性が示唆された.}, pages = {25--33}, title = {新人看護師のクリニカルパスの運用に伴う看護記録と看護実践の課題}, year = {2019} }