@article{oai:shinshu.repo.nii.ac.jp:00042059, author = {白金, 俊二}, issue = {26}, journal = {松本短期大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {幼児は自由な時間にどのような遊びを行い、その遊びの中でどのような基本動作を出現させているのか、その種類や頻度を明らかにし、幼児の体力・運動能力テストを実施して基本動作出現との関連を検討することを通して幼児の運動遊びの支援についての資料を得ることを本研究の目的とした。 研究を進めるにあたり、まず基本動作をバランス動作・移動動作・操作動作の3 つのカテゴリーに分類し、順に12 種・14 種・24 種の合計50 種類を見出した。そして、S 幼稚園の年長児の自由遊びの観察を夏・秋・冬の3 期間に1 人あたり15 分間ずつビデオ撮影とともに行い、50 種の基本動作を視点にカウントした。また、体力・運動能力テストを実施し、基本動作出現との関連を検討した。 本研究から、S 幼稚園の年長児の自由遊び中に見られた基本動作の種類や頻度が明らかになった。高頻度の基本動作に「はしる・おいかける」や「つかむ・にぎる」など、低頻度の基本動作に「くむ・つみかさなる」や「あてる・ぶつける」などがあった。よく行っていた遊びに追いかけっこや三輪車乗り、固定遊具遊びなどがあり、あまり行われていない遊びにボール遊びがあることが分かった。 また、基本動作の種類数や回数と体力・運動能力テストとの相関の検討から、とび越しくぐりは全基本動作の種類数と総回数、25m 走は全基本動作の種類数などいくつかの項目において相関関係が確認され、基本動作の種類や回数が多いほど体力・運動能力が高いことを示唆する結果が得られた。 子どもたちが幅広い遊びを通して様々な動作を経験することが体力の向上や高い運動能力の獲得にはもちろん、その後も健康な生活を送っていくために大変好ましいことであると考えられる。そして、子どもが自ら運動を遊びとして取り入れられるよう、保育時間内に運動遊びを行える時間が毎日確保されることはもちろん、子どもたちの意志や意欲が大切にされた時間が確保されることが望ましいと考える。, 40021198219}, pages = {3--11}, title = {S幼稚園年長児の自由遊び中の基本動作と体力・運動能力の関係}, year = {2017} }