@article{oai:shinshu.repo.nii.ac.jp:00003006, author = {柄澤, 邦江 and 稲吉, 久美子}, journal = {飯田女子短期大学紀要}, month = {May}, note = {本研究は,独居高齢者が住み慣れた地域で生活を続けられるための支援を探る一環として,山間地域に住む独居高齢者を対象に追跡調査を行い,独居を継続できなくなった要因について検討した.追跡調査は,2003年に独居高齢者の調査を行った41名について2006年に行った.その結果,41名中11名が独居を継続できなくなっており,その内,調査の協力が得られた9名(女性8名,男性1名)を本研究の対象として分析した.対象者には,転帰・居住地・独居ができなくなった理由と判断した人・現在の生活に移ってからの変化などの内容を,質問紙を用いてインタビューを行った.本人への調査が困難な場合には,その家族を対象に行った.9名の転帰は,施設入所3名,家族との同居3名,死亡3名であった.独居を継続できなくなった要因は,インタビューから抽出された4つのカテゴリー【疾病の悪化】【転倒などにょるけが】【認知症による生活機能の低下】【その他の要因による生活機能の低下】であった.それらが引き金となり,その後≪入院≫≪子どもとの同居≫≪施設入所≫など生活の場所を替えていた.これらのことから,独居高齢者への支援として,①疾病の早期発見と予防②転倒などのけがの予防③認知症の早期発見と早期対応④生活機能の低下の予防⑤緊急時の連絡システムの整備,が挙げられ,医療機関から遠い地区については,受診手段について支援の必要性を把握し,支援システムを構築することも重要である.さらに⑥近隣・親戚関係を中心とした助け合い機能の活用が重要であり,この機能は,殊に山間地城における独居高齢者の支援として,互いに生活を見守り,支え合って生活する上で重要な互助資源であるという示唆を得た., application/pdf}, pages = {21--33}, title = {独居高齢者における独居を継続できなくなった要因に関する研究}, volume = {25}, year = {2008} }