@article{oai:shinshu.repo.nii.ac.jp:00001534, author = {村上, 由見子}, issue = {1}, journal = {松本歯学}, month = {Apr}, note = {本研究は日本人若年女子におけるスマイルを代表とした機能時の口元の審美的評価について視覚的・量的に統計処理を行い,客観的な審美評価指標としての有効性を検討した.資料は患者群30名,モデル群30名の2群の正貌Posed smileの写真を用い,1.スマイルの視覚的評価,2.歯の可視領域,3.Smile index,4.上顎歯肉の露出量,5.Buccal corridorの幅と面積,6.Buccal corridorの幅と上顎歯列弓幅径の関係について検討した.モデル群の写真は規格写真でないため計測値は比率であらわした.また6については模型分析をおこなった.視覚的評価で1.スマイルの視覚的評価はAverage smileを示すものが多く,患者群56.7%,モデル群73.3%であった.上顎前歯切線と下唇との接触関係では接触していないものが多く,患者群63.3%,モデル群60.0%で,上顎前歯切縁と下唇上縁湾曲との平行関係では平行なものが患者群86.7%,モデル群96.7%であった.鼻翼幅と犬歯間関係では鼻翼幅と犬歯間幅が等しいものが患者群80.0%,モデル群90.0%であった.2.歯の可視領域では共に第一小臼歯まで露見するものが患者群63.3%,モデル群66.7%と多かった.露見する平均本数は患者群8.00±1.14歯,モデル群8.00±1.05歯であった.また第一大臼歯まで露見するものは両者共に0%であった.量的評価で3.Smile indexは患者群5.37,モデル群7.00で有意水準0.1%で有意差を示した.4.上顎歯肉の露出量は2群で有意差を示した.5.Buccal corridorの幅は患者群とモデルで有意水準0.1%で有意差を示した.Buccal corridorの面積で2群は有意差を示さなかった.6.Buccal corridorの幅と上顎歯列弓幅径の関係は有意差を示さなかった.以上の結果よりスマイルの視覚的評価で2群間は同様の結果を示し,理想的なスマイルを備えていた.量的評価では2群間が有意差を示したのは審美的な差よりPosed smileを作る慣れが影響していることがわかった.またBuccal corridorはスマイルの審美性を左右するものでないことがわかった., application/pdf}, pages = {48--63}, title = {日本人若年成人女子におけるPosed smileの審美性について}, volume = {34}, year = {2008} }